2012年4月9日月曜日

映画「アーティスト」を観てきました!


アーティスト/The ARTIST
免許更新も無事に終了して、
まっすぐ帰るのもなんですので映画を観て帰りました。
当初違う映画を観る予定だったのですが、あまりにカップルが多いし、
ちょっと一番観客が少なそうな映画を選んでいた。
まったく予定外でした。
開演5分前で観客は3人。やっぱり失敗したなぁ~と
正直考えました。
何の事前データも無く映画を選んでしまった。
映画が始まってまたビックリ!!
なんとこの映画は白黒映画でかつサイレント映画でした。







 あとから知りましたが、
第84回アカデミー賞で作品賞ほか5部門を受賞した話題の映画だったみたいです。

今どき本当にそんな映画が???
正直、観るのをためらう気持ちもありました。
主役の2人、フランス人俳優ジャン・デュジャルダン&アルゼンチン人女優ベレニス・ベジョは
(少なくとも本国以外では)無名だし…。
相当の忍耐力と想像力が必要になるのではないかとも思ったからです。

とんでもなかったです。
目茶苦茶笑えて泣けて良い映画でした。
この時代に生きた人には普通の映画なのかもしれませんが・・

最初は多少のとまどいはありましたが物語の設定が頭に入ってしまうと、
ストーリーそのものは単純ですから、セリフがなくても気になりません。
無声映画なので、音声が混ざったセリフは全くありません。
すべて俳優たちの(少し大げさとも言える)表情、動作、しぐさから感情を読み取ります。
少し複雑なセリフは音声の代わりに字幕が入ります。
人が喋るセリフが無い分、背景に流れる音楽は魅力いっぱいです。
 ロマンティックコメディーですが、僕は少なくとも3回涙ぐむ場面がありました。
音の無い世界と音のある世界に共通する「愛」についても少し考えたり・・・










あと最優秀主演犬賞をあげたくなるくらいの、
愛犬(ジャック・ラッセル・テリア)の名演技。



この映画には少なくとも3つの守護天使が出演していると思います。
やっと終盤になって、
初めて聞いた音(タップ)がこんなに素晴らしい音声になるなんて、
心憎い演出ですね。
映画館で観て良かったと心から思いました。
DVDではこの映画の良さは分りにくいのでは・・・と心配しています。

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